About body pillow
抱き枕をつくるきっかけ
●その1
某デパートのCCさくらのイベントで、抱き枕(¥5,800)が飛ぶように売れていく(しかもまとめ買いも多し)のを
目の当たりにして可能性を感じたが、そのときは作ろうとは思わなかった。
というのも仕事柄(どんな仕事かはナイショ)シルクスクリーン印刷で、それぐらいの大きさに印刷したら、印刷
の元になる版をつくるだけでもン十万はかかる、と知っていたから。
NAO*.TSUの財布では、とてもじゃないけど無理(ボーナス丸々4回分で・・・100万円ぐらい(泣))。
(だけど、世の中にはそれを本当にやっちゃう人(サークル)がいる。すげぇぜ!!)
●その2
会社の昼休みに、無印良品で抱き枕の素材として使えそうな枕を発見。本来はダブルベッド等に使う枕らし
い。本体とカバーが別なので、これならアイロンプリントを繋げれば作れるかもと気づく。
持っていたMDプリンタは、純正でアイロンプリント用紙があり、固形インクのため、洗濯耐久性もインクジェット
に比べて高いということで(しかも用紙の値段はインクジェットの半額)、機会があればやってみてもいいかなと
思うようになった。
●その3
友人のサークル「あずさや」のHP(閉鎖されました)に載っていた「あずきちゃんが横たわっている」CGが、まる
で添い寝してくれているかのようで、抱き枕の絵柄にあまりにピッタリだったので、作るしかないと決意。
(結局はその後、描き下ろしてもらっちゃったんですが^^;)
一部のあずきもの(あずきファン)に「まさかあるとは・・・」と感謝されたことがトラウマとなり、以降マイナーキャラ
が充実していく原因になった(かもしれない)。
(この時のデザイン(あずき1、あずき2)は、作者の意向により抹消されています。)
金型の汚れを取り除くためにどのように
そんなわけで、抱き枕をつくることになりました。
作り方(印刷方法)による抱き枕の違い
抱き枕の作り方ですが、大きく分けて3つに分けられます。
シルクスクリーン印刷、転写プリント、そして染料インクジェット印刷です。
RAFの抱き枕カバーは、転写プリントと、染料インクジェット印刷のどちらかを選んで作れます。
1番目のシルクスクリーン印刷は、大量生産向けです。精密で大掛かりなステンシル(もしくはプリントゴッコ?)
のようなものです。「抱き枕を作るきっかけ その1」でもちょこっと書いていますが、この方法だと作るのに相当まと
まったお金が必要になります。インク1色につき最低1枚の版が必要で、それが高価なため、抱き枕のように多色
刷りになると版だけで数十万もかかります。� ��れに加えて、布地などの材料費や実際の印刷費、カバーにする縫製
費などが必要なので、通常、最低でも100枚は作らないと、普通に買える値段になりません。
大手同人サークルで作られている抱き枕カバーは、この方法で作られています。
版数を減らすため、アニメのセル画のような色塗りが主流ですが、最近は色分解を使ったフルカラー印刷も可能なよ
うです。
2番目の転写プリントは、極少数生産で本来は小さなモノ向きです。原画をプリンタでアイロンプリント用紙に印刷して、
アイロンで枕カバーに転写する方法です。この方法では安価に作ることが可能ですが、基本的に手作業なので大量
生産は困難で、作る側には体力と根性が要求されます。
3番目の染料イ ンクジェット印刷は、最近注目になっている方法で、少数生産向きです。布地に専用のインクジェット
プリンタで直接印刷します。シルクスクリーン印刷のような版を必要としないため、少数でも製造できますが、逆に
たくさん作ってもコストが下がる要素が無いわけで、大量生産には不向きです。
最近の同人抱き枕は、この方法が主流になっています。
RAFが印刷をお願いしている、プリントエイティさんでは、好きな絵柄の抱き枕を1枚から作ってくれます。
どの方法も、それぞれに得意な面、不得手な面があります。
どのようにのどの痛みのステンドグラスに?
価格
シルクスクリーンの場合は、たくさん作れば単価は安くなります。逆に少数だとメチャメチャ高価になります。
作る側から見れば、多額の資金が必要ですので、とっても大変です。
転写プリントの場合は、材料にもよりますが、非常に安価に作ることが可能です。
RAFの場合は、サプライが安いプリンタを使っていたり、インクを安いときにまとめ買いをしたり、素体になるカバーも
安価なものを探したりと、細かい努力で価格を抑えています。
(それなのに・・・・無印良品&アルプス電気の根性なしがぁぁぁぁ!!!!!)
しかし、一番の安さの秘密は、なんといっても「人件費」が0円(で原価計算している)なところでしょう。
実は、原画を描いてくれている雷覇GSXR氏や、こいついっぺい氏にも金銭での謝礼は払っていません(イベント
の打ち上げの飲み代だけは払っていますが^^;)。いつもすみません>両氏
染料インクジェットの場合は、比較的高価になります。シルクスクリーンで少数作るよりは安価ですが。
RAFでは、プリントエイティさんに印刷をお願いしていますが、実は相当無理をいって値段を下げてもらっています。
ありがとうございます>プリントエイティ様
即時性(気になるキャラがすぐ作れる)
シルクスクリーンだと最低でも150〜200枚は作らないと(そして売らないと)いけないので、マイナーキャラで
作るのは非常に困難です。100万円単位の資金を投入していますから、売れ残ったらマジでシャレにならないです。
多くのサークルが、HPであらかじめ購入希望者を募るのは、そんな理由からですね。だから、どうしてもできる
までに時間がかかります。
転写プリントや染料インクジェットは、1枚だけでも生産可能なので、「これは」と思うキャラは、どんなにマイナー
でも(原画さえあがれば)すぐに作れます。また、予想外に売れたとしても、すぐに追加生産できるので通販など
で対応� �きます。
「抱き枕 オン デマンド」とでも呼んでください^^;。
ようするに、懐に余裕がないから、在庫を持つ余裕もないだけなんですけどね・・・・(泣)
ウィンドウのバランスを作るとき、それはどのようなサイズであるべき
洗濯
シルクスクリーンや染料インクジェットの抱き枕カバーの洗濯耐久性は、布地そのものと同じです。
転写プリントの場合は、残念ながらそこまではいきません。アイロンプリント用紙の説明には「何回もの洗濯に耐
えられます」と書かれていますが、それが何回だかは明記されていません。
こちらで実験をしたところ、表面が少しけばだってはきたものの、50回以上の洗濯には耐えています。
継ぎ目
シルクスクリーンや、染料インクジェットには継ぎ目はありません。
転写プリントの場合は、プリント用紙のサイズが限られますので、どうしても継ぎ目が出来てしまいます。
RAFで使用しているアイロンプリント用紙はA4ですので、抱き枕の絵柄によって数枚に分割して転写しています。
継ぎ目がなるべく目立たないところにくるように調節はしてはいますが・・・。
製造上やむを得ないものですので、ご了承ください。
(A3が印刷できれば継ぎ目の数が半分以下になるんですが・・・。アルプス電気がMDプリンタの新製品を出すこと
は、なさそうなので・・・(泣))
触り心地
シルクスクリーンや、染料インクジェットでは布地とインクは完全に一体となるので、手触りは布地そのものと変わ
りありません。
転写プリントは、特殊な樹脂にインクをのせて、それを布地に熱で溶かし込んでいるため、どうしても多少ゴワゴワ
感がでます。
抱き枕の中身(枕本体)
抱き枕は、カバーだけでは使えません。当然のことながら中に入れる抱き枕本体が必要になります。
RAFの場合、市販の一般的なサイズ(ダブルベッド用ピロー 幅45×長さ120cm)ですので、百貨店、大手スーパー、
寝具店などで比較的容易に入手可能で、価格も手ごろ(2500〜3500円程度)です。
RAFで確認している抱き枕本体をご紹介します。
●プリントエイティ ドリピ45専用クッション(RAF推奨品)
プリントエイティさんのオリジナルクッションです。
中身はポリエステル綿で、抱き心地は抜群です。
特に、染色インクジェット印刷のカバーは、プリントエイティさんのドリピ45がベースなので、相性ばっちりです。
こちらの枕は、抱き枕カバーとの同時購入の場合に限り、当サイトの通販コーナーで、お求めいただけます。
単品でのご購入(¥3,500 税・送料別)は、直接プリントエイティさんへお願いします。
☆同時に購入される抱き枕カバーが
インクジェット印刷の場合 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ セット価格 ¥3,500
転写プリントの場合 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ セット価格 ¥2,500
●羽毛タッチ わたまくら 43×120cm(¥3,200(税別))
ロフトで販売しています。製造元は村中商工(株)という寝具の専門メーカーさんです。
洗濯機で洗濯可能なのが、特徴です。
中身はポリエステル綿で、しっとりした弾力性があります。
代金引換配送による通販もしてもらえます。
※ここで紹介している以外にも、大手寝具メーカーの西川産業などでも作っているようです。
羽毛抱き枕なんていう、豪華なものもあるようです(抱きしめ用には向きませんが(笑))。
ダブルベッド用ピローは、大抵43×100〜120cmですので流用できると思います。
※以前、こちらで紹介していました「無印良品」のまくらは、生産終了になりました。
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